ABOUT
帝國製薬は世界初の温感パップ剤、経皮吸収型消炎鎮痛パップ剤の開発に成功するなど、消炎鎮痛パップザイのパイオニアとして業界をリードしています。
薬といえば口から服用するものを通常想像しますが、薬の性質によっては口から飲むよりも、皮膚を通して吸収させるほうが、副作用が少なく効率的なこともあります。
また、皮膚から有効成分を吸収できる貼付剤は高齢者などにも使いやすいほか、薬を服用したかどうか確認がしやすいという利点もあります。
2022年には、軽度から高度のアルツハイマー型認知症に対する貼付剤として「アリドネ®パッチ」(ドネペジル経皮吸収型製剤)が日本で新薬として承認されています。
帝國製薬は独自の発想力と技術力で、時代のニーズをしっかり見極め、社会に貢献できる製品を世界に届けます。
※パップ剤製造量は年間約7,500トン
10cm×14cmのサイズで約5億枚(2023年実績)
これまで長年にわたって培ってきた消炎鎮痛パップ剤の技術をもとに、ふたつの軸での展開をはかっています。
ひとつは、パップ剤から派生した「経皮吸収技術」の他の治療領域への応用です。帝國製薬は経皮吸収製剤の専門集団として幅広い応用を目指します。
もうひとつは「痛み」全般に対する取り組みです。
これまでの消炎鎮痛治療薬に加え、持続性がん性疼痛治療薬として、テープ剤だけでなく、カプセル剤・錠剤を発売するなど疼痛治療に対する幅広い剤形をそろえることで、患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献しています。医療用麻薬を取り扱えるメーカーは、日本国内はもとより世界的にも限られています。
また、整形外科領域を中心とした皮膚に貼って治療する外用剤から、皮膚科領域においては、軟膏剤・クリーム剤などの塗って治療する外用剤にも注力し、関連する領域においては、剤形を問わず開発に取り組みます。
帝國製薬の貼付剤は現在50カ国以上で販売されています。米国で初の医療用パップ剤Lidoderm®(帯状疱疹後神経痛治療貼付剤)は販売会社を通じ、輸出しております。欧州・中東・南米向け製品も販売会社を通じ輸出しております。
米国の現地法人を通じ、情報を受発信しているほか、米国現地法人では世界中から集まった多彩な研究員が、シリコンバレーの地の利を活かし研究活動を行っています。
また、これまでの実績、パップ剤のグローバル展開で得られた様々なネットワークを通じて、世界の製薬会社と連携を行い、海外の技術をライセンスインしております。
VISION2031とは、帝國製薬が2031年にありたい姿を示すものです。
また、帝國製薬ならではの技術を用いて、しっかりと医療機関や患者のニーズを解決し、そして、この分野なら帝國製薬!と認知してもらえるような存在感のある会社になりたいというものです。
世界トップクラスの貼付剤メーカーとして、基幹事業の更なる拡大により高品質な貼付剤を世界に届ける。
今後、社会問題として重要度を増す寝たきり・認知症などの諸問題に貢献できる製品を開発する。
従来の身体的な痛みだけではなく、心理的・社会的な痛みも含めたトータルペインをケアする。
Hydrohesive®とは“Hydrophilic(親水性の)”と“Adhesive(粘着性の)”という2つの英単語を合わせた造語で、当社のハイドロジェルパッチ(パップ剤形の医療用医薬品、OTC医薬品、化粧品及び冷却シート)を総称するキーワードです。
これまでの帝國製薬の長い歴史の中で培った高い品質に自信と誇りをもち、パップ剤のイノベーションリーダーとしてこれからも業界をリードし、世の中に貢献していく帝國製薬の心意気を、このHydrohesive®とともに世界中へ浸透させていきたいと考えています。
「帝國製薬」の名前はあまり知られていないかもしれませんが、
提携先の企業の強力な販売網を経由して、あなたの身近なところでも販売されています。