殺鼠剤 Q&A
-
-
薬餌5g~20gをお皿の上に出してネズミが出てきそうな数か所に設置してください。そして、毎日見廻ってネズミが食べて減った分だけ補充してください。
-
-
ネズミが本剤を食べない場合がありますが、その場合には、中味をお皿などに出して、蜂蜜を少量加えて混ぜるか、サラダ油と砂糖を少量ずつ加えて混ぜてみてください。
なお、家の中の食品類、食材、お菓子類、残飯は片づけてこれらがエサとならないようにしてください。(薬餌以外の食べ物があるとそちらを食べてしまい、薬餌を食べないことがあります。)
-
-
お年寄りの方や幼児がご家庭におられる場合、幼児やお年寄り、ペットが誤って薬餌を食べる事故が起こることを防ぐためです。
そのようなご心配がない場合は薬餌の回収は必ずしも必要ありませんが、ネズミがどれだけ食べているのかは確認してください。
-
-
薬餌の成分はワルファリンといいます。この成分は、日本薬局法にも収載されており、血栓塞栓症の治療及び予防に使われています。この目的で体重50kgの大人が経口摂取する場合の使用量は、初回量で本薬餌20g~50gに相当する量、維持量で1~5gに相当する量です。
もし仮に本薬餌50gを体重50kgの大人が食べても病院での治療量の範囲内ですので、たちまち問題になることはないと考えます。
また、ワルファリンは室温では蒸散しません。こぼれた薬餌に触っても心配ありませんが、感染の予防の意味でも手を洗うなどしてください。
-
-
薬餌を食べたネズミは内出血を起こし、徐々に目が見えにくくなりますので、光を求めて明るいところへ出ていきます。100%とはいえませんが、屋外へ出て行って死ぬと考えられています。
-
-
本品は屋内用として作っています。
田畑で使えないことはありませんが、濡れる場所には設置しないでください。雨や露で薬餌が濡れると、水でふやけたり、形を保てず流れ出たりして使えなくなりますので、注意が必要です。また、カビなども発生しやすくなります。なお、比較的体の大きいドブネズミなどでは、たくさん食べさせる必要があり、効果は期待できません。
-
-
ポリ袋が未開封の場合は、製造後3年です。
ポリ袋を開封したものは、開封後1ヶ月です(開封後のものは、特に湿気を帯びない状態で保管ください)。
-
-
成人であれば、10gくらいを誤食しても、大きく心配する必要はありません。
例えば体重10㎏の幼児が5g以上食べているようであれば病院(小児科・内科)を受診ください。