代表者の異動に関するお知らせ
帝國製薬株式会社(本社:香川県東かがわ市、社長:村山昇作)は、3月9日開催の取締役会において、代表取締役の藤岡実佐子が代表取締役社長に就任し、代表取締役社長の村山昇作が相談役に就任することを内定しましたのでお知らせいたします。なお、本件は、きたる3月29日に開催の定時株主総会ならびにその後の取締役会で決定される予定です。
村山は、平成13年10月に日本銀行から当社常勤参与に転身、平成14年3月に当社代表取締役社長に就任し、「痛みからの開放」・「経皮吸収技術」という2本の当社の得意分野に一層特化した経営を実施し、また、日銀時代の海外勤務経験も生かし、当社の国際化を牽引して参りました。代表取締役社長就任から丸9年を経過し、これらの得意分野への特化や国際化も軌道に乗ったことから、この度、代表取締役社長の異動を行うこととなりました。
藤岡は、創業家の出身で、平成元年に当社取締役に就任、また、平成11年には当社代表取締役に就任し、経営に携わってまいりました。
今後当社は、新体制の下、これまでの得意分野への資源集中・国際展開を継承する傍ら、限られた分野といえども、世界一にランクされる小さくとも強い企業となることを目指して参ります。
社長就任に関する藤岡のコメントは以下のとおりです。
<帝國製薬代表取締役・藤岡実佐子>
160年余の歴史と約700人の社員を有する当社の経営を村山から引き継ぐことになり、 身の引き締まる思いです。医療費抑制政策、先行き不安な経済状況など、当社の経営を取り巻く環境は楽観できませんが、どんな世の中でも、新しいくすりを待つ患者さまが多くいらっしゃる現実は変わりません。当社の得意分野である「痛みからの解放」、「経皮吸収技術」にさらに磨きをかけ、より安全で服用コンプライアンスを向上させる医薬品や、患者さまのQOLを向上させる医薬品、また、介護をされる方の手助けとなる医薬品などの開発を進めていきたいと考えます。世界中の人たちに、「この薬があって良かった。」と言っていただける製品を一つでも多く提供できるよう、社員とともに取り組んでいきたいと思います。