ニュースリリース

米国・FDA リドカイン貼布剤承認

帝國製薬株式会社と Hind Healthcare(ハインド・ヘルスケア)社(米国・カリフォルニア州)が、かねてより米国にて共同開発しておりました帯状疱疹後神経疼痛(Post Herpetic Neuralgia:PHN)治療薬で、貼付剤としては世界初となるリドカイン貼付剤(商品名:Lidoderm(R))が去る3月19日、米国・FDAより承認されましたので、お知らせいたします。

PHN は、帯状疱疹罹患時の末梢神経損傷により、その後持続的な激痛を伴う疾患であり、年齢にもよりますが、帯状疱疹患者の20%以上に発現する疾患です。

従来この疾患に対する安全かつ有効な治療法はなく、 患者は激痛のために日常生活を維持できない状況を余儀なくされておりました。
本剤の投与により、疼痛が寛解、もしくは大幅に緩和され、患者の日常生活回復が期待できるなど、PHN 治療法において、画期的なものとなることが期待されています。

本剤は、1999年第3四半期に Endo Pharmaceuticals(エンド・ファーマシューティカル)社 (米国・ペンシルバニア州)より全米に発売される予定です。

本剤は、帝國製薬が製造、米国子会社である Teikoku Pharma USA 社(米国・カリフォルニア州)が輸入、Endo Pharmaceuticals 社が販売を行います。

本剤は、日本のパップ剤技術を応用した製剤としては初めて米国・FDA から承認を受けた製品であり、 また PHN に対する世界初の外用治療薬として、帝國製薬の海外戦略の大きな柱となることが期待されています。

参考情報

名称 Endo Pharmaceuticals Inc.
本社所在地 223 Wilmington West Chester Pike,Chadds Ford, PA 19317 USA
代表者 Carol Ammon, President
設立 1997年
主要製品 医療用鎮痛剤