「貼って治す」を世界に届ける
帝國製薬の起源は、1848年に讃岐三本松で薬株を譲り受け、開業するまでに遡ります。戦前より消炎鎮痛パップ剤や経口鎮痛薬の製造販売を開始し、戦後、成形パップ剤、温感パップ剤をはじめ、局所経皮吸収型製剤から、全身性の経皮吸収型製剤の開発製造まで、医療の革新に寄与してまいりました。
170余年を経て、帝國製薬はVISION2031として「独自技術で市場ニーズを解決する存在感のある会社」を目指すことにいたしました。培ってきた経皮吸収技術を生かして世界の人々を、身体的痛みはもちろん、心理的・社会的痛みから開放し、若者のみならず高齢の方々がいつまでも元気で活躍できる手助けをしたい。これは少子高齢社会を抱えるこれからの日本および他国の問題を解決する一助にもなると確信しています。
近年、日本の製薬業界は、医療保険制度での薬価改定や原材料・輸送費高騰など様々な問題への対処を迫られています。これらを解決するために中期経営計画(Challenge & Change 2026)を策定しました。チャレンジすることによって変革を起こし、これらの問題に果敢に取組むものです。帝國製薬が持続可能な企業であり続けるためには、若い世代の成長と経験が必要不可欠です。社員ひとりひとりが目を輝かせて働ける環境を整え、一丸となって常に変革にチャレンジしてまいります。
今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 藤岡 実佐子